地震・豪雨等の自然災害や経年劣化による裏込め土流出、水圧が石積みの主な崩壊原因と推測されます。現況景観を保ちつつ強度を確保するため、石積み背面空洞部にBs材を圧入・充填し基面整正。特殊排水パイプとKm材の厚塗りで恒常的排水と強度向上を図り、石積みの長期安定を実現します。
結合材を使用しないため、石と石の間に隙間ができ、経年劣化が進みやすい。
【練石積み】
コンクリートなどの結合材を使用し、強度を確保するが、自然な景観が損なわれやすい。
特殊補強材(Bs材・Km材)を使用し、既存の石積みを強化しながら景観を維持する。
耐久性が低く、地震や豪雨の影響を受けやすい。
【練石積み】
強度は高いが、施工に時間とコストがかかる。
既存の石積みの強度を向上させ、長期間の安定性を確保できる。
石と石の間に隙間があるため、排水性が高いが、背面土砂の流出による空洞化が進みやすい。
【練石積み】
コンクリートの使用により排水性が低くなり、内部に水が溜まりやすい。
雨水排水道を形成し、適切な場所から水を排出することで、背面の水圧を軽減し崩壊を防ぐ。