トースイCON充填工法


トースイCON充填工法は、透水性のある特殊コンクリートを使用し、護岸や擁壁の裏側に充填することで、パイピング現象を抑え、構造物の長期維持を可能にする補修技術です。洗掘・流水・濁流・波浪などの影響により発生した土砂流出・抜落ち・陥没が見受けられる被災構造物変状箇所を補修補強することで減災対策効果を向上させます。

強度・性能


1)圧縮強度:15N/mm2以上~(材齢28日以上)
2)透水係数:K15=1.00×10-1cm/sec以上 JIS A1218に準ずる。
3)モルタルと同程度の強度を有し、透水性の機能確保。
4)有害物質は含んでいません。

トースイCON充填工法の特徴

Feature

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パイピング現象の抑止

目地や隙間からの土砂流出を防ぎ、護岸の安定性を確保。

既設構造物の長期維持

老朽化した護岸や擁壁を補強し、長寿命化を実現

透水コンクリートによる
全面排水が可能

充填後も排水機能を保持し、内部水圧を軽減。

波浪による消波対策

波の衝撃を和らげ、護岸の破損を防ぐ。

既設構造物からの
背面土砂流出抑制

洗堀による地盤流出を防ぎ、構造物の沈下を防止。

現状景観をそのまま

既存の護岸や石積みの外観を維持しながら補強可能。

充填後、構造物等に
変状は発生しない

施工後の膨張や収縮がなく、安定した補強が可能。

既設構造物の取り壊し不要

既存の護岸や擁壁を撤去せずに補強できるためコストと環境負荷を軽減。

通行規制・重機作業が
不要

交通規制をかけずに施工でき、社会的影響を最小限に抑える。

トータルコスト削減が可能

施工期間が短く、維持管理コストを大幅に削減できる。
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透水コンクリート

透水試験(定水位)

Test

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本試験は、土質工学会により定められた定水位法に従い行った。但し浸透流がダルシー則に従うか否かを動水勾配を変化させ、流速を測定しグラフ化することによって検証・確認し、透水係数の信頼度を高めるため、層流領域内(i≦0.1、また理論値である動水勾配i=0、流速v=0も含む)と思われる動水勾配と流速との関係から

一次回帰分析を行い、求めるものとする。

透水係数 K15=2.22×10-1cm/sec

以上のように、透水係数の管理基準(1.00×10-1≦K15)を満たす。

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施工フロー

Flow

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施工前



高圧洗浄工



背面空洞部充填工



充填完了



開口部閉塞工



閉塞完了



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トースイCON充填工法について

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